【改良枕】お太鼓柄の袋帯を二重太鼓にして、好きな位置に柄をあわせる方法

タレ先を、向かって右側に裏返して帯を置く。
お太鼓柄があるあたりに目星をつけて、改良枕を枕をタレ先に向けて置く。
改良枕に帯をかぶせ、お太鼓柄を自分の好みの位置に決める。
改良枕の位置を動かさずに、帯を開く。
改良枕の枠の下線の位置で、左手の親指と人差し指で、帯の両端をつまむ。
右手を左手の下に入れ、帯を三角形に折る。
手先は手前に屏風たたみにしておく。
お太鼓柄の位置を確認する。改良枕の枠の上線に三角形の底辺をあてるように、改良枕を帯の上に置き、帯をかぶせて、お太鼓柄の位置を再確認する。（もしズレていたら、やり直して再調整）
改良枕の枠の下を開いて、帯の手先を入れる。（下割れ式でない改良枕の場合は、裏側から手先を通していく）
三角形のところまで来たら、改良枕の枕をタレの方向に回し、三角形の頂点を枠の上に引き出しておく。
タレ先を改良枕の下線から指一本の長さの位置にかぶせる。
右側の帯を伸ばしてから、改良枕の枕の下に、帯を中指一本分くらいの深さにはさみこむ。
改良枕に帯をかぶせてみて、お太鼓の柄が好みの位置になっているか確認する。（もしズレていたら、再調整）
帯がタレ先より長く出ているかを確認する。（帯がタレ先より短いと二重太鼓は結べない。名古屋帯の可能性あり）
帯の上から、改良枕の枕の部分に、ガーゼをかけて、次に帯揚げをかける（帯揚げの裏表に注意）。帯揚げの３分の１を枕に挟み込み、下３分の１を上におり上げる。
帯を改良枕にかぶせる。
両手で帯と改良枕をしっかり持ち、ひっくり返して、右手に改良枕の紐をひとからげして、枠を持つ。
右手で改良枕を背中に回し、左手で受けとり、改良枕の左の紐をつかむ。
一度背筋を伸ばしてから、両手で改良枕を背中の高い位置にのせる。
改良枕の紐を前で２回からげて蝶々結びをする。
ガーゼを前にまわし、結ぶ。
帯揚げを胸前に持って行き、たすきあげにして、邪魔にならないようにしておく。
着物クリップを３本用意する。
手先のお太鼓柄が表と裏で違う場合は、どちらの柄を出したいか決め、左巻きにするか右巻きにするかを決める。（お太鼓柄が表裏同じ場合は、右利きの人は左から右に巻いた方がやりやすい。以下、右巻きで説明）
前にでるお太鼓柄の部分を幅出しする。
前のお太鼓柄を好みの位置にあわせ、着物クリップで止めておく。
お太鼓柄の左側のタルミを背中まで伸ばしていき、背中の右側で帯の輪を平らに整えておく。
背中の左で、帯と改良枕の左下の枠をクリップではさんでおく。
右手で帯の手先を持ち、29.の位置を左手でしっかり持ち、両手でしっかり帯をしめる。
帯の手先を胴に巻き付けていき、二巻めで前中央の位置を決める。（細身の人は前中央より長め、ふくよかな人は前中央より短め）
前中央で帯を内側に折り返し、帯の真ん中にクリップをはさんでおく。
そのまま、帯をほどく。
クリップでとめた部分から、帯の手先を折り返し、内側に折り込んで、クリップをはずす。
もう一度、胴に巻き付ける。
右手で帯の手先を持ち、29.の位置を左手でしっかり持ち、もう一度、両手でしっかり帯をしめる。
左手で帯の前をしっかり押さえつつ、帯をクリップでしっかり止める。
右手で仮紐の真ん中を取る。
仮紐を前中央から一周させ、帯を固定し、前で蝶々結びをする。
前のクリップをはずす。
仮紐の中央を持ち、背中のお太鼓の下線にあてる。
人差し指を使いながら、タレ先をお太鼓の中に折り上げて、タレを人差し指の長さに決める。
41.の仮紐を前にまわし、蝶々結びで帯をとめる。
39.の仮紐をほどく。
お太鼓の中の帯を平らに整える。
前にある帯の手先を、仮紐をつたって、お太鼓に折り返していく。
右手で仮紐をつたって、お太鼓の中に、帯の手先を迎えに行く。
左手でお太鼓の中の帯をしっかり押さえたまま、右手で、帯締めの真ん中（裏を表にして半分折り）をとる。
右手の帯締めを、お太鼓の中にある左手に渡し、帯締めを前でしっかりとしめる。
仮紐をほどく。
帯揚げを整える。