ナルコスのカリージョ大佐は実在した?マルティネス大佐との関係は?

エンタメ

「ナルコス」をほぼ一気に見てしまいました!

呆気にとられるシーンの連続でした。。。

中でも一番ショックを受けたのが、カリージョ大佐がナルコスの罠にはめられて、ナルコスの手によって殺されるシーンです。

カリージョ大佐の最期がこれではあまりに可哀そうすぎます。

「ナルコス」は実話を元にしたドラマで、ほぼ全ての登場人物に実在モデルがいます。

それでは、カリージョ大佐も実在の人物なのか?

本当にあのようなむごい最期を遂げたのか?

あまりにも気になりすぎたので、カリージョ大佐が実在の人物かどうか調べてみました!

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ナルコスのカリージョ大佐は実在した?

結論から言うと、

カリージョ大佐は実在の人物ではありません!!

あー、良かった。

あんな最期を迎えた人が実在の人物じゃなくて、本当に良かったです。

実際のところは、カリージョ大佐が殺されてしまった後に、後任となったマルティネス大佐だけが実在の人物です。

ドラマ「ナルコス」では、カリージョとマルティネスの二人の大佐がいますが、本当は、マルティネス大佐がずっと一人でこの仕事をしていました。

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なぜ実在しないカリージョ大佐をナルコスに登場させたのか?

パブロ、マーフィー捜査官、ペーニャ捜査官、ガビリア大統領など「ナルコス」の主な登場人物は、実在のモデルがいます。

なのに、なぜカリージョ大佐だけ、架空の人物を登場させたのでしょうか?

その理由は、ノンフィクションのこの本を読んで納得しました↓

ドラマ「ナルコス」の中でカリージョ大佐は、 口を割らない容疑者や、見張り番に使われたメデジンの子どもに対して、「目には目を」の対処をしています。

これが事実であったかどうかは、誰にもわかりません。

でも、実在のマルティネス大佐に、このような嫌疑をかけるのを避けるために、カリージョ大佐という架空の人物を登場させたというのが理由のようです。

このため「ナルコス」の中では、汚れ仕事はカリージョ大佐がやって、途中で退場。

その後を引き継ぐ形で、マルティネス大佐がでてきます。

何しろ、実在のマルティネス大佐は、艱難辛苦を乗り越え、パブロをついに倒した最大の功労者。

彼に、嫌疑をかけるような筋書きにする訳にはいかなかったのでしょう。

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ナルコスではわからない実在のマルティネス大佐の辛苦

ドラマ「ナルコス」では描かれていませんが、ノンフィクションを読むと、マルティネス大佐がこの任務を遂げるための辛苦が尋常でなかったことがわかります。

特捜隊長の役職のなり手がいなかった

パブロの敵は、誰であろうとも暗殺の対象になります。

家族もです。

そのため、彼よりも有能で適任な人物が何人もいたにもかかわらず、みんな特捜隊長の任務を断ってしまいます。

結局、断り切れなかったマルティネス大佐が、特捜隊長になります。

特捜隊長になったあとも、何度も異動を申し入れますが、認められることはありませんでした。

スペインで暗殺未遂にあう

パブロが刑務所「カテドラル」に収監されて、マルティネスは、スペイン大使館に異動になります。

でも、快適な刑務所の中でもパブロは恨みを忘れることなく、スペインに刺客を派遣します。

マルティネスが大使館に向かう通勤途上で、自動車爆弾が爆破します。

幸い、マルティネスは無事でしたが、異国の地でまでも命を衝け狙われるとは怖ろしいの一言です。

警察官舎を追い出される

コロンビアでは、マルティネス大佐一家は、警察の官舎に住んでいましたが、この官舎の前で爆発がおきます。

他の住人は、マルティネス一家がここに住んでいる限り、パブロの攻撃対象になることを恐れ、マルティネス一家は、この官舎を追い出されます。

もちろんマルティネス一家には護衛がついたとは思いますが、それでも、ひどい仕打ちですよね。

マルティネスの子どもは、学校にも行かれない時期があったようです。

家族にも大変な苦労をかけています。

そんなこんなで、マルティネス大佐は「もうパブロを逮捕することでしか、自分と家族が生き残る道はない」というところまで追い詰められた、というのが本当のところのようです。

そんな背景もあってか、最後にパブロを仕留める際には、息子のウーゴも通信機器を使って活躍していますよね。

マルティネス親子の執念が実った感動のラストシーンでした。

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実在のマルティネス大佐の「ナルコス」のその後

非常な辛苦をなめたマルティネス大佐ですが、パブロ・エスコバルを仕留めた後は、無事に将軍にまで出世して、警察を引退しています。

現在は、ボコタの近郊の農場で引退生活をおくっているようです。

マルティネス大佐(将軍)には、是非とも、平穏で幸せな余生を送って欲しいです。

綺麗ごとではすまない世界に生きていたマルティネス大佐ですが、この人の姿には勇気をもらえました。

 

 

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