「部屋干しする時、乾くのが遅くて困っている。」
「エアコンをうまく使って、部屋干しでも早く洗濯物を乾かしたい。」
梅雨の時期や、外に干すのが難しい時などは部屋干しをすることとなりますが、乾くのに時間がかかってしまいますよね。
「着ようと思ってた服がまだ乾いてない!」なんてことがよくありました。
今回は、エアコンを使って部屋干しでも早く洗濯物を乾かす方法を紹介します!
雨ばかりで部屋干しが続いても、着たい服がいつでも着られますよ。
この記事では以下の4つをメインに紹介します。
・早く乾かす基本
・エアコンを使って早く乾かす方法
・エアコンとサーキュレーターを併用して早く乾かす方法
・部屋干しに便利なグッズ
部屋干しでもすぐに乾かせるようになって、梅雨を乗り切りましょう!
部屋干しを早く乾かす方法の基本技3つ
部屋干しをする時に、ぜひ実践してほしい基本が3つあります。
1、靴下などを干す時に使うピンチハンガーはアーチ型に
2、バスタオルなどの長いものは囲み干し
3、雨の日は窓を閉めておく
ひとつずつ解説していきます。
靴下などを干す時に使うピンチハンガーはアーチ型に
靴下や下着、フェイスタオルなどを干す時に使うピンチハンガーは、動画の左側の図のように「外側に長いもの、内側に短いもの」というアーチ型になるように洗濯物を干すと早く乾きます。
基本的にフェイスタオルなどの長さがある洗濯物は乾くのに時間がかかります。時間がかかるものを外側に干すことで、空気に触れる面積が増えて乾きやすくなります。
外側に長いものを干すことにより、アーチの下の部分に空気の通り道ができ、内側に干したものも乾きやすくなります。
アーチ型に干すだけで、内側も外側も乾きやすくなるのでピンチハンガーを使う時はアーチ型になるよう意識して干すと良いです。
バスタオルなどの長いものは囲み干し
バスタオルなどの長いものは、ピンチハンガーを使って横に干すと早く乾きます。
洗濯物は上から下に向かって乾いていきます。
たとえば、洗った食器を自然乾燥させると水滴が下に落ちていき、上の方から乾いていきますよね。洗濯物もそれと同じです。
バスタオルを横にしてピンチハンガーの内側を隠すように外側にぐるっと干すと、水分が下に落ちていく距離が短くなり、その分早く乾きます。
内側に靴下などを干しても問題なく早く乾きますよ。
ぜひバスタオルなどの長いものは囲み干しをしましょう。
雨の日は窓を閉めておく
雨の日は窓を開けるのはやめておきましょう。
湿度が高い部屋は、洗濯物が乾きにくい環境です。
雨の日に窓を開けてしまうと部屋の湿度が常に高い状態となり、乾くのに時間がかかってしまいます。
雨で外に干せないという時は、窓を閉めて部屋干ししましょう。
私は大通り沿いの人目が気になる部屋に住んでいて、天気に関係なく洗濯物は部屋干ししています。
私と同じように、時間や周りの環境を気にして部屋干ししたい時は、雨が降っていないのであれば窓を開けたほうが早く乾きます。
部屋の風通しが良ければ良いほど洗濯物は早く乾きます。
風通しを良くするために窓を2箇所以上開け、空気の通り道を作りましょう。
アーチ型、囲い干し、天気に合わせて窓を開け閉めする。この3つに気をつけるだけで、部屋干しでも早く乾かすことができます。
部屋干しを早く乾かすエアコンの使い方
エアコンをうまく使えば、部屋干しでも早く洗濯物を乾かすことができます!ポイントは3つ。
1、夏は除湿モード、冬は暖房と換気
2、厚手の服はエアコンの風がよく当たる場所に干す
3、風の通りを良くするために、洗濯物同士の間隔をあけて干す
ひとつずつ解説します。
夏は除湿モード、冬は暖房と換気
エアコンの運転モードは室内の湿度を下げてくれる除湿モードがおすすめです。
除湿モードは室内の空気中にある水分を外に出し、乾いた空気を室内に取り込んでくれます。
洗濯物が含んだ水分も一緒に外に出してくれるので、部屋干しをする時は除湿モードにすると良いでしょう。
ただ、冬に除湿モードを使うのは難しいです。
冬は乾燥が気になり、加湿器を使う人も多いですよね。
冬は空気が乾燥しているので、除湿モードにしてもそこまで早く乾かすことができないのです。
さらに、夏に除湿モードにすると涼しく感じるように、冬でも除湿モードにすると部屋が冷えます。冬に部屋干しをする度に寒くなるのはつらいですよね。
なので、冬は暖房で部屋をあたたかくしましょう。洗濯物は湿度を下げるだけではなく、あたためることでも乾かすことができます。
浴室乾燥機では、あたたかい風を洗濯物に当てて乾かしています。
この浴室乾燥機を同じ環境を部屋でも作ってしまえばいいのです。
冬はエアコンを暖房に設定し、あたたかい風が直接当たる位置に洗濯物を干しましょう。
ただ、これだけでは部屋の湿度が高くなり、徐々に乾きにくくなってしまいます。
定期的に換気をして、部屋の湿度を下げると乾きやすい環境をキープできます。
冬は換気の手間がありますが、部屋を必要以上に冷やすことなく早く乾かすことができますよ。
厚手の服はエアコンの風がよく当たる場所に干す
服の素材や厚さによって干す場所を変えることで効率良く乾かすことができます。
一番風が当たる位置に乾きにくい服、そうでない位置に乾きやすい服を干すことで、無駄なく全ての洗濯物を早く乾かすことができます。
スポーツウェアのような乾きやすいものを一番風の当たるところに干せば、すぐに乾くのは当たり前ですよね。
それの逆で、乾きにくいものを風が少ししか当たらないところに干すと乾くまで時間がかかります。
乾きにくいものは乾きやすい位置に、それ以外の位置に乾きやすいものを干すと洗濯物全てが乾くまでの時間が短縮できます。
風の通りを良くするために、間隔をあけて干す
洗濯物を干す時は、こぶしひとつ分ほどの間隔をあけて干すと乾きが早くなります。
部屋干しはスペースの確保が難しいかもしれませんが、洗濯物どうしはある程度離して干すことで、空気に触れる面積が確保できるだけではなく、空気の通り道もできて乾きやすくなります。
パーカーを干した時に、フードと背中の接していたところだけ乾いてないという経験はありませんか?
これは接していた部分に空気の通り道がなく、空気に触れることすらできずに乾きにくい状況になっていたからです。
洗濯物ひとつひとつが空気に触れるよう間隔をあけて干すことが、早く乾かすためには大事なことなのです。
エアコンとサーキュレーター(扇風機)で部屋干しを早く乾かす
サーキュレーターや扇風機がある場合は、エアコンと一緒に使うことでさらに早く乾かすことができます!
洗濯物は、風を当てた方が早く乾くのはなんとなくわかりますよね。
エアコンにプラスして、サーキュレーターや扇風機で風を当てるとより早く乾かすことができます。
サーキュレーターは洗濯物の下に設置し、あおるように風を当てるのがおすすめです。
首振り機能付きのサーキュレーター であれば、干す範囲が広くてもまんべんなく風を当てられて効率が良いです。
扇風機の場合は、横から風を当てることになります。扇風機の風が洗濯物全部に当たるように設置しましょう。
ピンチハンガーで風を受けてくるくる回ってしまう場合は、ピンチハンガーと物干し竿をひもなどで結ぶと固定できます。
スペースの関係で直接風を当てることができなくても、部屋の空気を循環させるだけで速乾の助けになります。
サーキュレーターや扇風機があるのであれば、「風を直接当てられないからいいや」と諦めずに、空気を循環させるためにもぜひエアコンと併用しましょう。
部屋干しのおすすめグッズ
部屋干しにおすすめなグッズを紹介します。
サーキュレーター
サーキュレーターは首振り機能がとても良く、部屋干しの手助けをしてくれます。
おすすめは、モダンデコのサーキュレーター。
360度首振りと左右首振りどちらもできるので、干すスペースに合わせて首振りをすることで無駄なく風を当てることができます。
風量も細かく10段階調整できるので、適切な強さにすれば風が強すぎて洗濯物が暴れてしまうこともありません。
静音性が高いので、寝ている間に部屋干ししたい時にもぴったりです。
サーキュレーターは、洗濯物だけでなく、寝苦しい熱帯夜をまろやかに冷やす優れもの。
室内物干し掛け
室内物干し掛け
こちらは工具なしで鴨居や窓枠に取り付けができるフックのようなもので、さまざまな使い方ができます。
ふたつセットすることで物干し竿を設置できたり、ハンガーを複数個かけることもできます。
長さがあるのでピンチハンガーをかけることもできるので、「部屋干しするスペースが少ししかない!」という人におすすめです。
干すスペースがかなり広がりますよ。
シーツハンガー
シーツなどの大きくて長さのあるものは、広いスペースがないと干せません。それを室内で干すとなるとなかなか大変ですよね。
シーツハンガーはうずまきのような形になっているので、洗濯物をくるくると通していくだけで狭いスペースでもシーツなどの大きなものを干すことができます。
ピンチハンガーを掛けるスペースがあればシーツを乾かせるというのは、とくにワンルームで一人暮らしをしている人には助かるアイテムですよね。
対荷重20キロなので、濡れて重たいシーツもカーテンも干すことができます。
個人的に一番嬉しいポイントが、使わない時はたためるという点です。
省スペースで干せても、使わない時は邪魔になってしまいますよね。
このシーツハンガーは折りたためるので、洗濯機と壁などのわずかな隙間に収納できます!
使う時の便利さだけではなく、使わない時のことまで考えられて作られている、とても使いやすいグッズです!
最後に/まとめ
今回は、部屋干しでも洗濯物を早く乾かす方法を紹介しました。
・ピンチハンガーはアーチ型になるよう干す
・エアコンは除湿モードがおすすめ
・エアコンとサーキュレーターの併用は早く乾きやすい
・便利グッズを使えば快適に部屋干しができる
夜中に干したい時やプライバシー的に心配があったりなど、雨の日以外にも部屋干しをするタイミングは実は多いです。
「着たい服が部屋干しでまだ乾いてない!」なんて悲しい思いはしたくないですよね。
便利グッズをうまく使い、乾かし方を少し工夫すれば外干しと同じくらいの時間で乾かすことができます。
紹介した方法は今すぐできるものばかりなので、部屋干しをする時はぜひ試してみてください。
乾くスピードの違いに気付けて、部屋干しの億劫さがなくなりますよ。
部屋干しをマスターし、時間や天気に左右されない洗濯を楽しみましょう!