2021年4月から電力料金が値上げになりましたね。
電力会社を変えたいと思っても、賃貸マンション・アパートに住んでいる方は、こんな疑問を持っていませんか?
「賃貸でも、自分で電力会社を変えていいの?」
「賃貸は、電力会社が決められているんでしょ。」
実は、賃貸でもほとんどの場合が、自分で電力会社を決められます。
私自身、賃貸住まいだった時には、電力会社を変えられないものと思っていました。
でも、賃貸でもほとんどの場合、電力会社を変更して電気代を節約することができるのです。
この記事では、次の4つのポイントを解説していきます。
・賃貸でも電気契約を変更できるのか
・電気契約を変えるとどれくらい安くなるのか
・電力会社の変更手続き
この記事を読めば、賃貸でもほとんどの場合は電気契約を変更でき、電気代が節約できることをわかってもらえます!
賃貸の電力会社を変更できる場合
電力会社に電気代を直接払っている人は、電力会社を変更できます。
電気代の請求書(検針票/ポストに入ってくる小さな紙)があなたの名前宛になっていれば、電力会社を自分で選ぶことができます。
あなたの銀行口座から「東京電力」に電気代が引き落とされている場合も同じです。
賃貸に住んでいても、電気代は電力会社に直接払っている場合がほとんどです。
この場合は、自分で電力会社を選べますので、もっと安い電力会社に変更して電気代を節約できます。
もし、自分の電気代の支払いがどうなっているかわからない場合には、大家さんや管理会社に「電気の契約を変えても大丈夫ですか?」と確認をしましょう。
賃貸の電力会社を変更できない場合
管理会社や大家さんに電気代を払っている人は、自分で電力会社を変更できません。
これは、高圧一括受電というシステムになっています。
高圧一括受電はマンションに多く、マンション全体で使う電気をまとめて電力会社から安く買い、居住者はそれぞれに使った電気代を管理会社に払う仕組みになっています。
この場合は、管理会社や大家さんから電気代の請求がきます。家賃と合算されて請求されることが多いようです。
高圧一括受電のマンションでは、自分で電力会社を選ぶことはできませんが、その分、安い電気料金になっています。
電力会社を変更できない場合の、自分で簡単にできる電気代の節約方法はこちら。
賃貸で電力会社を変更するとどのくらい安くなる?
年間で1万円以上安くなることもあります!
月額で300~1300円、年額で3600円~16000円は確実にお得になります。
電力会社、プランによって金額は変わります。
ポイントがついたり、ガス契約やネット契約とまとめてお得なプランなどもあり、各社が差別化をはかっています。
首都圏の賃貸マンションで暮らす3人家族の例。
首都圏での3人暮らし
使用量400kWh/月
40アンペア(3人暮らしに多い)
従量電灯B(一般家庭向きプラン)
電気を多く使うご家庭では、もっと大きな節約額になるでしょう。
今までと同じように電気を使っていても、自動的にこれだけ節約になるなら、変更しない手はないですね。
どのくらい電気代の節約になるか、詳しくはこちらの記事へ。
賃貸の電気契約を変更するのは簡単
変更手続きはとても簡単です。
管理会社や大家さんではなく、新しい電力会社に直接申し込むだけです。
工事や立ち合いは必要ありません(一部、立ち合いが必要なケースも)。
解約金もかかりませんでした(東京電力の例)。
今契約してる会社の解約も会社間でやりとりするので、自分で解約する必要はありません(自分で解約してしまうと、電気を使えない期間がでてしまう可能性があります)。
【電力会社変更に必要な情報】
申し込みには、変更前(契約中)の電気契約の情報が4つ必要です。
・契約名義
・電力会社、プラン
・お客様番号
・供給地点特定番号
これらの情報は、検針票(「ご使用量のお知らせ」という金額が書いてある紙)に記載されているので、用意して変更の手続きをしてください。
最後に/まとめ
賃貸マンション・アパートで電気契約の変更ができるケースとできないケースについてご説明しました。
・電力会社と直接契約している人は契約変更できる。
・高圧一括受電の賃貸マンション・アパートでは契約を変更できない。
・電気使用量の大きい家庭ほど、電気代の節約になる。
・手続きは新しい会社とプランを決めて申し込むだけ。
・解約手続きは会社間でやってくれる。
賃貸でも、殆どの場合は自分で電気契約を変更することができます。
電気契約を変更するだけで、電気代が安くなるなんて驚きですよね。
電気は毎日使うものだからこそ毎月少しでも安くなれば、年間にすると大きな金額になります。
電気代を節約したい方は、ぜひ新しい電力会社に契約を変更して、お得に電気を使いましょう。
どうしてもっと早くやらなかったんだろうと思いますよ。