「御朱印長の1ページ目は、御朱印をいただいても良いの? それとも、空けておいた方が良いの?」
「裏面には御朱印をいただいても良いの?」
「神社用とお寺用は御朱印帳を分けた方が良いの?」
御朱印集めを始めると、御朱印帳の使い方がアレコレと気になってきますね。
そこで、こうした御朱印帳の使い方に関する疑問を東京神社庁の方に伺ってみました。
そのお答えをシェアさせていただきます。
御朱印帳の使い方
神社庁の方のお答えは、
「御朱印帳の使い方について、統一の規則があるわけではありません。
常識の範囲内で使っていただいて大丈夫です。
ただ、御朱印を授与するのはそれぞれの神社ですので、神社によっては独自の判断があることもあります。」
とのことでした。
多くの方が疑問に思われる点を1つずつ見ていきましょう。
御朱印帳の1ページ目の使い方
1ページ目は空けておく場合が多いです。
でも、1ページ目に御朱印をいただいても問題はないということでした。
私は一冊めの御朱印帳は神社で買い、そのまま、その神社で最初のご朱印をいただきました。
その時は、神社の方が1ページ目を空けて2ページ目にご朱印をくださりました。
御朱印ガール仲間にも聞いてみたところ、やはり1ページ目は空けた形でご朱印をいただくことが一般的なようです。
御朱印帳の裏側の使い方
御朱印帳には、単帖式と複帖式があります。
複帖式の御朱印帳は、もともと裏面も使うことを前提につくられています。
お手持ちの御朱印長を見てみてください。
複帖式とは、この写真のように、1ページが2枚重ねになっている御朱印帳です。
なるほど、裏側も使うことが想定されていることがわかります。
御朱印帳の裏を使う場合は、右から左へと使っていきます。
御朱印帳の裏側を使うときに裏写りしない方法
神社庁の方によれば、
「裏面をお使いになるのは問題ありません。
ただ、紙が薄かったり、墨汁が濃いと裏写りしてしまう場合もあるかもしれません。」
とのことでした。
裏写りが心配な場合には、表と裏の間に下敷き(紙やクリアファイルを御朱印帳サイズに切ったものなど)を入れると安心です。
御朱印帳の使い方:神社とお寺で分ける?
これもよくある疑問ですので、東京神社庁の方に伺いました。
「決まりがあるわけではありません。御朱印帳が神社とお寺に分かれていないとの理由で御朱印を断る神社は殆どないと思います。」
とのことでした。
とは言え、断られることもない訳ではありません。
どちらかと言うと、お寺の側で断られるケースがあるようです。
御朱印がたくさんになってきたら、神社用とお寺用の御朱印帳を分けるのもいいですね。
まだ、御朱印の数がそれほど多くないうちは、神社用とお寺用を一冊でも良いと思います。
御朱印帳の使い方:注意すること
東京神社長の方によれば、
「神社にも大きな神社、小さな神社があります。
神主さんが1人しかいないような小さな神社では、書き置きの御朱印になるケースが多く、参拝者が沢山の時はそれでも足りなくなってしまいます。
そのような事情をご理解の上、ご参拝をお願いします。」
とのことでした。
一人でお友達の分まで何枚も書き置きを頼むようなことは、他の参拝者の迷惑にもなりますので、常識をわきまえてお詣りしたいですね。
まとめ
1ページ目を空けておくのか、裏側は使っても良いのか、神社用とお寺用は分けるべきなのか、色々と気になることはありますが、御朱印長の使い方について、統一の規則があるわけではありません。
自由に使って大丈夫ですが、最終的には御朱印をくださる神社やお寺の判断になります。
マナーを守ってお詣りしていれば、問題になることはまずないでしょう。