高齢者にアポ電などの電話をかけてきて、お金をだまし取るオレオレ詐欺の被害が後を絶ちません。
この記事では、認知症とは全く思えないしっかりものの父が、実際にアポ電被害ににあってしまった衝撃の経験から、おすすめの迷惑電話防止機能付き電話機をご紹介します。
認知症とは思えない高齢者でも、最近は詐欺の手口が巧妙化しているため、決して油断できません。
高齢者でなくてもひっかかってしまうのが、オレオレ詐欺のこわいところです。
今はまだ認知症とは縁のない高齢者でも、認知症は知らない間に進行します。
高齢者をオレオレ詐欺などの迷惑電話の被害を未然に防ぐために、早め早めに、迷惑電話防止機能付きの電話機を導入するのがおすすめです。
高齢者に迷惑電話防止機能付き電話機をおすすめする理由
父もそうでしたが、殆どの人はTVニュースや新聞雑誌などで見て、アポ電、オレオレ詐欺、還付金詐欺、悪質商法などの迷惑電話などのことは十分に知っていて、「自分は大丈夫」と思っています。
それでも騙されてしまうのは、電話に出てしまうから。
犯人は本当に巧妙なので、電話に出てしまったが最後、かなりの確率で騙されてしまうと覚悟して対策しておくことが賢明です。
「自分は大丈夫」と自信を持っている人ほど騙されやすいそうです。
決して、高齢者だけの話ではありません。
迷惑電話防止機能付き電話機は、パソコンで言えばフィルタリングのセキュリティソフトのようなものです。
パソコンで仕事をしている人で、フィッシングや不正アクセスなどに対して「自分は大丈夫。絶対に騙されない」と思っている人はまさかいませんよね?
必ずセキュリティソフトを使っているはずです。
それなのに、自宅への外部社会からの侵入口である電話機に防犯機能をつけている人は殆どいないのが実情です。
父の被害経験からの自戒を込めて書いています。
アポ電の場合は、犯人が家までやってきてしまいますし、実際に殺人事件も起きています。
高齢者向け電話機のすごい機能
このような高齢者を狙った詐欺被害に歯止めがかからない状況の中で、全国防犯協会連合会では、有料防犯電話を選定しています。
我が家では、そのリストの中からパナソニックの防犯電話機を導入することに決めました。そのすごい機能をご紹介します。
その1の自動ブロック機能は、別途、NTTのナンバーディスプレイサービスとトビラシステムズの迷惑ブロックサービスとの有料契約が必要ですが、その2の機能だけでもかなりの効果が期待できます。
他にも様々な機能が付いているので、動画をご覧ください。
危険な電話番号からの着信を自動でブロックするサービス
現在は、警察などが収集して日々更新される迷惑電話番号データが一日一回ダウンロードされて、危険な電話番号からの着信が自動でブロックされるサービスがあります。
迷惑電話ブロックサービスに対応している電話機を選べば、有料サービスへの申し込みをすれば、危険な電話番号からの着信は自動でブロックされ、そもそも呼び出し音がなりません。
最初の設定がちょっと面倒ですが、犯罪者からの電話に出ないことが究極の防御策です。
警察署や自治体でも高齢者向け電話機を貸し出しています
お住いの地域によっては、警察署や自治体では外付けの自動通話録音機器などを無料で貸し出してくれるところもあります。
是非一度、お住いの地域で問い合わせてみてください。
まとめ
自分は騙されない!と思っている人ほど、何の対策も講じていません。
そこに犯罪者の付け入る余地が生まれます。
普通の電話機は、無防備のまま、外部の犯罪者に晒されている電話機です。
アポ電などの迷惑電話から高齢の両親や自分自身を守るために、迷惑電話防止機能付き電話機に取り替えることをおすすめします。
最初の設定は少し面倒ではありますが、数少ない親孝行のうちの一つです。
過信せずにできるだけの対策を取ることが、家族の安心、自分自身の安心に繋がります。