帯揚げの一般的な結び方である本結びと、結ばない帯揚げの方法をご紹介します。
帯揚げは、帯を押さえる役割はなく、見た目を整えるためのものですので、結ばなくても大丈夫です。
帯揚げを結ぶと、かえってグチャグチャになってしまって見栄えが悪いとお困りのぶきっちょさんには、帯揚げを結ばない方法がおすすめです。
帯揚げの本結び
- 左の帯揚げが、お太鼓の中でねじれていないか、鏡で確認する。
- 左できるだけ脇に近い位置で、帯揚げを上下に開く。
- 下から３分の１を折り上げ、上から３分の１を折る。（下にはみ出さないように）
- 3.を上に輪が来るように、半分に折る。
- 右手で4.の帯揚げの前中心あたりを持つ。
- 4.の帯揚げの二つ折りした内側に、左手の４本指を入れて、前からお太鼓までしごいていき、鏡できれいに伸びたことを確認する。
- 左の帯揚げを、左腕の上にかけておく。（帯揚げの先の部分は隠れるので、整えなくて可）
- 右の帯揚げも、同様に始末する。
- 左の帯揚げを上にして、ひと結びする。
- 右手を上、左手を下にして、帯揚げを縦に一直線にする。
- 右手の人差し指で、結び目を押さえる。
- 左手で下の帯揚げを持ち、（自分が上から見て）左から右にUターンさせ輪をつくる。
- 上の帯揚げを、下の帯揚げの輪の中に下から上にゆるく通す。
- 左手の人差し指で結び目を押さえ、右の帯揚げを軽く引き出す。
- 結び目を平らに整える。
- 左右に余った帯揚げは、脇の部分で折り返し、帯揚げの二つ折りにした内側に入れ込む。
- 帯揚げを、伊達締めと帯のあいだに入れる。
- 帯と帯揚げのあいだに人差し指を入れ、前から後ろにしごいて、帯揚げを帯の中に収める。
帯揚げを結ばない方法
結び目をつくらないので、簡単にできます。
3.までの手順は、本結びの帯揚げと同じです。
- 右の帯揚げを、前の中央より少し長めの位置で内側に折り返す。
- 上を輪にして、帯揚げを半分に折る。
- 帯の中に入れ込む。
- 左の帯揚げも同様にし、右の帯揚げの上から帯の中に収める。（右が下、左が上）
- 外から見せたい部分をかもめ型に整え、仕上げる。
