保育園や幼稚園では、季節ごとにいろいろな行事をしますよね。
そんな子どもたちの行事のひとつ。
「ひなまつり」が、もうすぐやってきますね!
「ひなまつりってなに?」
「男の子にはどう説明する?」
保育園や幼稚園の先生になったばかりの先生にとって、子どもたちにどう説明するのがいいか、悩んでしまいますよね。
わたしも保育園の先生だったので、ひな祭りをどう子どもに説明しようと、悩んだこともありました(;-;)
そこで、今回の記事では、元保育士のわたしが子どもたちにも分かりやすくひなまつりを説明する話し方をご紹介します。
ひなまつりの由来を子ども向けに簡単に説明する話し方
まずは、「ひなまつり」がどんな行事なのか、子どもたちに説明することから始めましょう。
先生「3月3日って、何の日か知ってる?」
子ども「何の日?」
先生「正解は『ひなまつり』だよ。ひなまつり知ってる人~?」
子ども「はーい!」
先生「ひなまつりはね、女の子が、元気に育ちますようにって、お願いする日だよ。
昔は、ひなまつりの頃に桃の花が咲いていたんだよ。
だから、『桃の節句』とも呼ばれてるよ。
みんなで言ってみようか!」
先生・子ども「桃の節句!」
子どもに説明する時は、「○○知ってる人~?」と、聞いてあげると、子どもたちが興味を持ちやすくなりますね。
また、簡単な言葉に変えてあげることも大事ですね(^^*)
ひな人形を子ども向けに簡単に説明
ひな祭りと言えば、思い浮かぶのは「ひな人形」ですよね。
昔、人々が元気でいられるようにと、お人形に不幸や病気を吸い取ってもらい、川に流していたのが、
ひな祭りの始まりとも言われています。
では、子どもたちには、どう説明すればよいでしょうか。
先生「ひな祭りに飾るもの何か、わかる人いるかな?」
子ども「おひなさま!」
先生「ピンポーン!おひなさまだね。
じゃあ、保育園(幼稚園)に、おひなさまが飾られてるのは、見たかな?」
子ども「見たよ!お着物を着ていて、かわいかった!」
先生「そうだね!
昔はね、みんなが元気でいられるようにって、紙で出来たお人形を川に流していたの。
ひな人形はね、みんなの体についている悪いものを取ってくれるんだよ。
みんなにとって、ひな人形は、お守りみたいな存在だね。」
先生「そのお人形がどんどんすてきになって、かわいいおひなさまになったんだよ。
おひなさまたち、とてもかわいいよね。」
子ども「うん。かわいい!」
先生「おひなさまの歌は知っているかな?
歌の中に出てくる『おひなさま』と『おだいりさま』は一番上で座っているお人形。
『3人官女』は『おひなさま』のお世話をする人たちのことだよ。
『5人林』は音楽を演奏している人たちのことだよ。」
子ども「みんな、嬉しそうだね。」
先生「そうだね。おひなさまたちはね、結婚式を挙げてるんだよ!
みんな、とても楽しそうだよね。」
ひなまつりは、子どもの成長を願う行事ということから、
ひな人形が保育園や幼稚園でも飾られていることが多いのではないでしょうか。
そんな存在感のあるひな人形が「みんなが元気でいられるように」と願ったものだったことから、
ひな祭りの行事の意味が子どもたちに伝わればいいですよね。
また、「ひなまつりのうた」の中にも出てくる「3人官女」や「5人林」も、
実際にひな人形を見せたり、絵本や紙芝居を通して、どんな存在なのか触れることも大事です(^○^)
ひな祭りの食べ物を子ども向けに簡単に説明
ひな祭りには、食べるとよいとされている料理がいくつか、ありますよね。
子どもたちに、なぜそれを食べるのか話すことで、食事を楽しむことが出来て、さらにひなまつりが大切な行事なのか実感できるでしょう。
先生「じゃあ、先生もだいすきなひなまつりで食べるもの知ってるかな?」
子ども「きれいなお寿司を食べたことあるよ。」
先生「それは、きっとちらし寿司かな!
ちらし寿司はね、縁起のいいものを入れて、ひなまつりをお祝いするんだよ!」
3色の四角いお餅みたことあるかな?」
子ども「あるよ!」
先生「あのお餅はね、『ひしもち』って名前だよ。
ピンクと白と緑のきれいなお餅だよね。
ピンクは、桃の花、白は雪、緑は植物の芽をイメージしてるんだよ。
雪が解けて、春がきたよっていう意味なんだよ。」
先生「ひなまつり食べるちらし寿司も、ひしもちも、ひなあられも、
全部、元気に育ちますようにっていう意味が込められているんだよ。」
子どもたちに、食べ物一つ一つに意味があって、美味しく、楽しく、家族で食べることで、子どもたちの成長を願っているということが伝わればいいですよね!
【ひなまつりを男の子に何て説明する?】
ひなまつりは、女の子の成長を願う日ですよね。
ですが、女の子も男の子も病気やけがをしないで、元気に育ちますようにと、願う日ということを伝えましょう。
先生「男の子の成長を願う日もあるよね。何月何日か、分かるかな?」
子ども「5月5日!」
先生「そうだね。5月5日の子どもの日といって、こいのぼりを飾ったりするよね」
先生「ひなまつりも、こいのぼりも、昔から、『子どもたちが元気に育ちますように』って、
お願いしていたんだね
だから、みんなも一緒にお祝いしようね!」
女の子も男の子も病気やけがをせず、元気に育つことを願う日だということを伝えたうえで、
みんなで一緒にお祝いしましょう(^^♪
まとめ
女の子の健康や成長を願う「ひなまつりの日」。
・「女の子が元気に育ちますように」と願いを込めて、お祝いする日。
・ひな人形は子どもたちのお守りのような存在。
・ひなまつりの食べ物もみんなでおいしく、たのしく食べよう。
・女の子も男の子も、元気に育つことを願う日。
ひな人形を製作したり、絵本や紙芝居を読んだり、子どもたちの興味がわくようにすると、理解しやすくなるでしょう。
初めての「ひなまつり」。
不安もたくさんあると思いますが、子どもたちと一緒に楽しみましょう!