梅干しには優れた健康効果がありますが、塩分も高いので、1日何個まで食べてよいのか気になりますね。
たくさん食べれば食べるほど健康にいいの?
でも、塩分を摂りすぎてしまっては、せっかくの梅干しの健康効果も台無し。
そこで、塩分過多にならずに梅干しの健康効果を得るには、1日何個まで食べて良いのかを調べてみました!
結論から言うと、昔からのことわざで「1日1粒で医者いらず」と言う通り、梅干しを食べるのは1日1個がおすすめです。
この記事では、その理由と、それでも梅干しをもっと食べたい方におすすめの塩抜きの方法、おすすめの梅干しをお伝えします。
梅干しの健康効果
昔から「梅はその日の難逃れ」と言われ、梅干しは健康に良いと言われてきました。
梅干しの健康効果についての研究は現在も進行中です。
よく知られている健康効果には、次のようなものがあります。
疲労回復 梅干しに含まれるクエン酸には、体内で食べ物を分解し、エネルギーを生み出すための代謝過程に関わり、代謝をスムーズにする働きがあります。
食欲増進 梅干しを食べると、胃酸や唾液の分泌が促され、食欲が増進します。夏バテや疲労で食欲がなくなってしまった時に効果的です。
この他にも、二日酔い解消、口臭予防、便秘予防に効果があるのではないかと言われています。
こんな健康効果があるのなら、梅干しをたくさん食べたくなりますが、塩分量に要注意!
食べすぎにならない梅干しは一日何個まで?
気をつけなければならないのが、梅干しに含まれる塩分です。
健康のために梅干しをたくさん食べて、塩分の摂取量が過多になってしまっては、逆に健康を損ねる結果になってしまうかもしれません。
梅干しに含まれる塩分量
中くらいの粒(約20g) | 小梅(約5g) | |
白干梅(注1) | 2.70g | 0.67g |
調味梅干し(注2) | 1.14g | 0.28g |
(参照)文部科学省「食品データベース」
廃棄率25%、塩分濃度(白干梅18%、調味梅干し7.6%)
(注1)塩だけでつけた梅干し (注2)塩以外にも調味料などが添加された梅干し
案外、塩分量が多いですね。
塩分の摂りすぎは梅干しの健康効果を損なう
日本人の平均的な1日の塩分摂取量と、推奨されている塩分摂取量の目標値を比較してみましょう。
成人男性 | 成人女性 | |
日本人の平均摂取量 | 11.0g | 9.2g |
厚生労働省の目標値 | 8g | 7g |
日本高血圧学会の推奨値 | 6g未満 | 6g未満 |
WHOの目標値 | 5g | 5g |
私たちは、日常的に目標とする塩分摂取量より多くの塩分を取っています。
中くらいの粒の白干梅の塩分量が2.7gというのは、かなり大きい数字だということがわかります。
中くらいの調味梅干しの塩分量は1.14gあります。
梅干しを食べるために、他の食事での塩分量を減らさないといけないということがわかります。
はちみつ梅干しなどの調味梅干しは一日何個まで?
梅干しの健康効果も得ながら、塩分も控えたい場合には、やはり塩分濃度を押さえる必要があります。
ですので、中くらいの大きさの梅干しだと1日1個を目安に食べましょう。
せっかくの梅干しの健康効果が塩分の過剰摂取によって相殺されてしまわないよう、くれぐれも食べ過ぎにはご注意ください。
そこでおすすめなのが、こちらの塩分控えめの梅干しです↓
平均的な調味梅干しの塩分濃度が7.6%(文科省「食品データベース」参照)なのに対して、こちらの調味梅干しは塩分濃度が5%と低くなっています。
つまり、梅干し1個で塩分0.75gです。
こちらの梅干しなら、一日一個は安心して食べられますね。
塩分控えめでも、味は折り紙付き。
見た目はイマイチだけど、味は確かなので、家庭で食べる分には十分です。
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白干梅干しは一日何個まで?
本当に梅干しが好きな人は「塩だけで漬けた梅干しじゃなきゃ」という人が多いですよね。
塩だけでつけた白干梅は、保存性を保つため、どうしても塩分濃度が18-20%と高くなってしまいます。
中くらいの白干梅で塩分が2.7gですから、一日一個でも塩分が多めです。一日2個はやめましょう。
白干梅は、塩抜きして食べるのがおすすめです。
白干梅を塩分を抜く方法
白干梅の塩抜きの方法です。
中くらいの白干梅10個に対して、1リットルの水をはり塩を一つまみ(1g)入れて、その中に白干梅を入れて塩抜きします。
8時間後 >> 塩分濃度14%、一個の塩分2.1g
12時間後に水を変え更に12時間>>塩分濃度5-10%、一個の塩分0.75gー1.5g
塩抜きした後の梅干しは保存性が落ちますので、冷蔵庫に保管してください。
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梅干しは一日何個まで?まとめ
梅干しの健康効果を得るには1日何個食べるのがいいの?という質問には、昔からのことわざがある通り、「1日1粒で医者いらず」というのが正解です。
塩分濃度が高い白干梅は、塩抜きしてから食べることもおすすめです。
疲れたときや、夏バテのとき、自然に欲しくなるあの酸っぱい梅干し。塩分が過剰にならないように、1日1個を目安に上手に梅干しを取り入れていきましょう。