西洋では「不老不死の果実」と言われているほど、栄養豊富で甘く美味しいいちじく。
旧約聖書にでてくるアダムとイブが、自分たちの身体を隠したのもいちじくの葉です。
でも、いちじくはとてもデリケートな果物で、傷みやすく輸送が難しいフルーツの代表格でもあります。
そのため、物流の発達していなかった昔は、産地以外ではいちじくを食べることは殆どありませんでした。
でも、近年は東京のスーパーなどでも旬の時期にはいちじくが売られるようになりました。
この記事では、いちじくの保存方法、食べ方、選び方、旬などについて書いています。
いちじくの保存方法
いちじくは傷みが早い果物です。
いちじくを買ってきたら、すぐに冷蔵庫に保存して、冷やして2~3日以内には食べきりましょう。
ただし、乾燥はいちじくの大敵です。
冷蔵庫の中は常に乾燥いるので、いちじくを冷蔵庫で保存する際には、乾燥させないように密封することが大事です。
いちじくを買ってきたそのままのプラスチックトレイのままに冷蔵庫に入れると、乾燥がすすんでしまいます。
いちじくを冷蔵庫で保存するには、
- ポリ袋に入れて、しっかりしめる。
- ラップで包む。
- フタがしっかり閉まる容器に密封する
のがおすすめです。
いちじくの食べ方
いちじくの皮をむいて食べている方が多いと思いますが、実は、いちじくは皮も食べられます。
むしろ、いちじくは皮に栄養が多く含まれているので、皮を食べなければもったいない!
ただし、いちじくの皮に含まれる成分によって、かゆみが引き起こされる体質の方もいます。
そういう体質の場合は、やはり皮は剝かなければなりません。
でも、それ以外の方は、皮ごと食べるのがおすすめです。
いちじくの傷んでいる部分、皮が固い部分、気になる部分の皮だけ剥けばOKです。
美味しくて栄養も摂れて、おすすめの食べ方です。
いちじくの選び方
ふっくらしていて、皮の色がいちじく特有の赤紫色で全体に回っているものが、熟していて食べごろです。
果頂部がやや割れて中が少しのぞいているのが、食べごろの美味しいいちじくです。
割れ目は、500円玉程度までを目安に選びましょう。
いちじくの旬
路地物(温室やビニールハウス栽培でないもの)のいちじくの旬は、8月から11月上旬くらいまでです。
ハウス栽培のものは、4月~8月にもあります。
やはり路地物の旬である8月~11月上旬くらいが、スーパーでもいちじくをよく見かけます。
いちじくの保存方法・選び方・旬まとめ
いちじくは、傷みやすい果物の代表格で輸送が難しいため、昔は産地以外で食べられることは殆どありませんでした。
近年は、輸送が可能になったため、産地以外でもいちじくが買えるようになりました。
この記事では、いちじくについて下記をご紹介しました。
- いちじくは、傷みやすいので買ってきたらすぐに冷蔵庫に保存し、2~3日以内で食べきる。
- いちじくは乾燥が大敵なので、ラップ・ポリ袋・密閉容器で密封して冷蔵庫保存する。
- いちじくの皮は栄養豊富なので、皮ごと食べるのがおすすめ。
- ただし、いちじくの皮に含まれる成分でかゆくなる体質の人もいるので要注意。
- 全体的に赤紫色になっていて、割れ目ができているいちじくが熟していて食べごろ。
- 路地もののいちじくの旬は、8月から11月上旬。
美味しくて栄養豊富な「不老不死の果物」いちじく。
ぜひ、旬のいちじくを堪能しましょう。