パネトーネとは、イタリアのクリスマスの定番の菓子パンで、驚くほど日持ちします。
日本のクリスマスケーキとは違った特徴・食べ方があり、一度食べてみることをおすすめしたいイタリアの伝統菓子です。
この記事では、
- パネトーネとはどんなものなのか
- パネトーネの特徴である日持ちについて
- パネトーネのおいしい食べ方
- 通販で買えるパネトーネのおすすめ
についてご紹介します。
パネトーネとはどんなもの?
パネトーネとは、イタリア人がクリスマス時期に食べる伝統的な菓子パンです。
イタリアのミラノが発祥と言われいます。
イタリアでは、クリスマスの一か月前ごろからパネトーネを焼き、それを友人や隣人にプレゼントするという習慣があります。
現在では、家でパネトーネを焼く人は少なくなり、11月の終わりごろからパン屋さん、お菓子屋さん、スーパーなどで売り出されるパネトーネを買う人が多くなりました。
パネトーネは、イタリアのクリスマス時期の定番の贈り物なので、12月には、家の中に幾つものいただき物のパネトーネが置いてあるという光景も。
クリスマスの贈り物に使われるので、パッケージもクリスマスらしい華やかなデザインで目を楽しませてくれます。
日本のクリスマスケーキは生ものなので、12月24日か25日の当日に食べますよね。
一方、パネトーネは日持ちする菓子パンなので、12月に入った頃から食べ始め、クリスマスを越して、お正月の頃まで少しづつ食べていきます。
日本のお正月にお餅とお節料理が欠かせないように、イタリアのクリスマスにはパネトーネは欠かせない食べ物になのです。
パネトーネは驚異的に日持ちする!
パネトーネは、正確には「お菓子」ではなく「菓子パン」です。オレンジピールやレーズンなどが入った菓子パンです。
でも、普通の菓子パンとは違う大きな特徴があります。
驚異的な日持ち!
パネトーネの最大の特徴が、驚異的な日持ちです。
普通の食パンだと、美味しく食べられるのはせいぜい3日くらいで、一週間もたつとパサついたり固くなったりして、美味しくなくなってしまいますよね。
でも、パネトーネは驚くほど日持ちして、劣化しません。
どのくらい驚異的かと言うと、私の友人は「12月にもらったパネトーネが、翌年の3月まで大丈夫だった」と言っていたくらいです。
私は、さすがに翌年3月まで持ち越したことはありませんが、控えめに言っても、1カ月は余裕でもちます。
しかも室温です。冷蔵保存や冷凍保存をする必要がないので、便利ですよね。
12月の初めに食べ始めても、固くならずにクリスマスまで行けます。
どうして、そんなに長もちするの?
保存料とか、たくさん入っているんじゃない?
と思いますよね。でも、そうじゃないんです。
長もちの秘密は発酵種。
普通のパンの酵母とは違う、パネトーネに特有の発酵種でつくられています。
この発酵種のおかげで、生地の水分量が少なくなり、カビが発生しにくくなるため、驚くほど長期間、日持ちするのです。
箱が可愛い
パネトーネは、クリスマス商品だけにパッケージもクリスマス使用です。
パネトーネの味もさることながら、パッケージが可愛くて、12月の間、ずっと家の中にパッケージごと飾っておけるのも魅力の一つ。
クリスマスツリーを飾る家では、ツリーの足元に置いておくと、絵になります。
パネトーネは、クリスマスの定番のお菓子であると同時に、クリスマスデコレーションの一つにもなります。
パネトーネの食べ方
パネトーネは、一か月くらいかけて少しづつ食べていくものなので、少しづつ食べ方を変えて楽しめます。
おすすめの美味しい食べ方
- まずは、そのまま。
- 生クリームを添えて。
- バニラアイスクリームを添えて。
- 軽くトーストして、朝食に。ジャムを塗っても。
- 少しパサついてきたら、カスタードクリーム(プリンでもOK)、果物と一緒にグラスの中に盛り付けて、トライフルにして食べるのもおすすめ。
パネトーネの保存方法
高温多湿さえ避ければ、冬のあいだは室温でおいておけばOKです。
保管するときは、パネトーネが入っていたビニール袋に密封しておきましょう。
こうしておけば、一か月くらいは余裕で、ほとんど劣化することなく、美味しく食べられます。
逆に、冷蔵庫や冷凍庫で保管するのはNGです。
そうすると、かえって固くなってしまって美味しくなくなってしまいます。
室温で置いておけばいいだけなので、簡単ですね!
パネトーネが少し固くなったら
一か月は余裕でもつパネトーネですが、もし少し固くなってきたら、ラップをして電子レンジで少しチンしましょう。
こうすれば、また柔らかくなって美味しく食べられます。
パネトーネのおすすめ
日本で市販されているパネトーネは、イタリアのものと、ブラジルのものが多いですが、おすすめは、やっぱり本場イタリアのもの。
また、最近はお試しの小さなサイズのパネトーネもでてきていますが、おすすめは1kgのパネトーネ。
パネトーネを美味しくつくるには、ある程度の重量が必要と言われており、1kgサイズが最も美味しさを楽しめます。
1カ月は余裕でもつので、食べきれると思います。
イタリアのサロノのパネトーネが、薫り高くて、モチモチ感があって、お値段もお手頃なので、おすすめです。
パネトーネまとめ
パネトーネとは、イタリアでクリスマス時期に食べられる伝統的な菓子パンです。
パネトーネに独特な特別な発酵種をつかってつくられていて、驚異的な日持ちがその特徴です。
パッケージもクリスマス仕様で、家に置いておくとクリスマスデコレーションにもピッタリです。