母子家庭で、小学校にも友だちがいない孤独な少女は、毎日、母親の勤めるマッサージ店に行く。
マッサージで、お客さんの「こわれたところを直している」お母さんは、日に日に苦しそうになっていく。。。
お母さんの秘密とは?
尾崎世界観の4年半ぶり初の純文学作品「母影(おもかげ)」。
尾崎世界観は、ミュージシャンとして曲を作り、詩を書いてきました。
その詩は、男女それぞれの視点で描かれる日常や恋愛が描かれており、押韻や比喩を用いた表現が文学的です。
「母影」は芥川賞候補になったことに納得です。
小説家の尾崎世界観の「母影」のあらすじと、尾崎世界観のプロフィール、他の小説作品についてまとめました。
尾崎世界観「母影」あらすじ
母子家庭で、小学校にも友だちがいない孤独な少女の目線から見た、母親との暮らしを描いた小説。
少女は、学校が終わると毎日、母親の勤める「マッサージ店」に行く。
母親が客にマッサージしているカーテン越しの片隅で、息を潜めている。
カーテン越しで見えないけれど、母親が何か「変な」ことをしているのではないかと感じる。
少女はお客のおじさんたちが嫌い。
お客さんの「こわれたところを直している」お母さんは、日に日に苦しそうになっていく。
カーテンの向こうの母親が見えない。
少女は願う。
「もうこれ以上、お母さんの変がどこにも行かないように」。
尾崎世界観プロフィール
高校在学中からバンド活動を始め、工場やコンビニ、製本所などで生計を立てながら音楽を続けてきました。
2001年 高校時代にロックバンド「クリープハイプ」を結成。
ボーカル・ギター担当。
2012年 メジャーデビュー
2016年 小説「祐介」で小説家デビュー
2020年 小説「母影」(おもかげ)で芥川賞の候補となる。
【プロフィール】
本名: 尾崎 祐介(おざき ゆうすけ)
生年月日: 1984年11月9日
年齢: 36歳(2021年3月現在)
身長: 166cm
血液型: O型
趣味: 野球観戦(ヤクルトファン)、読書
出身: 東京都葛飾区
学歴: 岩倉高校(東京・上野の私立男子校)
ミュージシャンとして、作曲と作詞を担当しています。
尾崎世界観の画像
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尾崎世界観の他の小説
「祐介」は、尾崎世界観のデビュー小説となった自伝的小説です。
「祐介」からスピンオフした尾崎世界観の最新作「字慰」
まとめ
尾崎世界観の4年半ぶり初の純文学作品「母影(おもかげ)」。
音楽や小説を通して伝わってくる、尾崎世界観の世界観に共感する人は多いです。
「母影」では、芥川賞を逃しましたが、今後の作品に期待がもてます。
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