北海道の道南沿岸部を走るJR日高本線の廃止のニュースが流れてきました。
この記事では、日高本線の廃止はいつなのか、廃止前に最後に乗車できるのか、なぜ廃止されることになったのかについて調べました。
北海道の海辺の素晴らしい景観の中を走っていた日高本線の廃止に、寂しさを感じます。
日高本線の廃止はいつ?
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北海道の道南の沿岸を走る日高本線の鵡川(むかわ)駅~様似(さまに)駅の区間の116kmの2021年4月1日に廃止されることになりました。
この区間は、日高本線のおよそ8割の区間にあたります。
日高本線の残りの2割にあたる苫小牧駅~鵡川駅は、運行が継続します。
1913年10月に前身の苫小牧軽便鉄道が開通してから108年、1943年に日高本線が全通してから78年で、鵡川駅~様似駅間の運行が終了することになりました。
日高本線の廃止はなぜ?
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2015年1月の暴風雪で、厚賀(あつが)~大狩部(おおかりべ)間で土砂が流出し、甚大な被害を受け、鵡川~様似間が不通となっていました。
その後、一時的に一部区間が再開したものの、その後も、高波や豪雨、台風により盛土や橋の流出などが相次ぎ、再び運休したままになっていました。
2018年9月の北海道地震では、再び、壊滅的な被害を受けてしまいました。
日高本線は、長年、赤字路線となっていたこともあり、復旧の見通しがたたないまま、ついに、鵡川駅~様似駅間の運行が廃止されることになりました。
観光客には憧れの日高本線でしたが、地域住民の利用客数の減少により、ついに復旧がなされることはありませんでした。
日高本線の廃止前に最後に乗車できる?
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自然災害による長期運休の末での廃止ですので、最終日である2021年3月31日にも運休したままの公算が大です。
日高本線は、さよなら列車やセレモニーもなく、廃止の日を迎えることになるでしょう。
残念ながら、廃止前に鵡川(むかわ)駅~様似(さまに)駅の区間に最後に乗車できる機会はないでしょう。
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まとめ
北海道の日高本線の鵡川(むかわ)駅~様似(さまに)駅の区間は、2021年4月1日に廃止されることになりました。
2015年1月の暴風雪、2018年9月の北海道地震による災害で長期運休したまま、廃止の日を迎えることになります。
残念ですが、最後にこの区間に乗車できる機会はないでしょう。
日高本線の苫小牧駅~鵡川駅は、運行が継続します。
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